YouTubeが有料サービスをスタートするという話は結構前から話題になっていましたが、サービス名を「YouTube Red」としてアメリカで2015年10月28日からサービスがいよいよ開始されましたが、日本でも近いうちにサービスが開始されることになるでしょう。
日本でもYouTube Redの項目が追加されているのを発見しました。
YouTube画面の左上メニューですね。
以下YouTube画面からのキャプチャとなります。
このYouTube Redのところをクリックすると専用画面へ移動します。
詳細をクリックするとHELPページへ移動します。
YouTubeサイトへ
実際に有料サービスのYouTube Red ではどう変わるのかピンとこなかったので、簡単にまとめて見ることにしました。
YouTube Red の価格について
間もなくサービスが開始される米国では月額9.99ドル($9.99)となりますが、日本版は月額980円で提供されるようです。
為替レートを考えると日本ユーザの方が安いですね!
実はこのYouTube Redは、3ヵ月ほど前にサービスを開始したGoogle Play Musicとサブスクリプションが共通化されるそうです。
分かりやすく言うと、Google Play Musicを契約しているユーザはYouTube Red の有料サービスを利用でき、YouTube Redの有料サービスを契約すれば Google Play Musicのサービスも受けられるということになります。
ちなみにGoogle Play Music の早期加入ユーザは永年200円引きの月額780円となっています。
月額: 9.99$ (日本 980円) ※ 早期加入キャンペーン対象者は780円
外人が普段聞いている洋楽に比べて、日本人が良く聞くであろう邦楽のカバー率の方が低いので、そういった部分も価格には含まれているのかも知れません。
このYouTube Red、またはGoogle Play Music には30日(90日)の無料視聴期間が利用できます。
今までのYouTube に与える影響
さて、このYouTube Red はただ有料サービスが始まるというだけではないようで、今までのYouTube動画に大きな影響を与えているようです。
原因は動画を公開するためにはアップロード者が契約内容に合意する必要があり、合意されていないユーザの映像は非公開にされてしまうため見ることができなくなるようです。
具体的に報告されている例として、アメリカから大部分の日本のアーティストのコンテンツは閲覧不可となってしまっているそうです。
(B’z, Dir en Grey, etc…)
公式チャンネルのPVやMVなどが該当するようですが、レーベルによっては見れるところもあるようです。(Avexは視聴可能?)
・ 参考(英語サイトです)
jrock radioさんの記事:YOUTUBE has Blocked videos of Japanese Artists and Bands in US and probably will extend to other countries
今海外ではかなり物議を醸しているようですので今後の動向に注目したいところです。
動画を投稿していたユーザに対しても、YouTube Redのサービス開始に伴い契約(同意)が必要になるようですのでチェックを忘れないようにしましょう。
※ 同意がない場合は非公開になってしまうようです
YouTube Red のサービスについて
主な機能は現状で「広告の非表示」、「オフライン再生(ダウンロード)」、「バックグラウンド再生」があるようですが、この他にも「YouTube Redオリジナルの番組」や映画などのプレミアム動画の閲覧も可能になっていくという話だそうです。
現状ではYouTube Redのコンテンツとしてそこまで魅力を感じるものはないようにも思いますが、「Google Play Music」と共通サブスクリプションであることが大きなポイントだと個人的には思っているので、私のように両方利用したい人にとってはありがたいサービスかもしれません。
ここではGoogle Play Musicについては触れていませんが、このサービスも似たような内容で、高音質(~320kbps)な登録楽曲(3500万曲~)を聞き放題で、動画のアップロードや再生リスト、ラジオ・ステーションなどのサービスを利用することができます。
YouTube Redについてより具体的な事が分かったらまた更新したいと思いますが、日本でいつから導入されるのかが気になりますね